2022.07.13 【電波時評】環境や先を見据えた差別化の一手

 「暮らし丸ごとのコンセプトを持って新しい提案をしていく」「仕入れた商品を売っているだけでは駄目だ」--。家電量販店トップから、商品販売にとどまらない、こんな言葉を聞く頻度が増えた。前者はヤマダホールディングスの山田昇会長兼社長CEO、後者はビックカメラの木村一義社長だ。

 量販店は店頭で売る家電以外の品ぞろえも増え、EC(電子商取引)を合わせると膨大な商品を取り扱う。しかし、トップの言葉からは、これから先、それだけでは生き残れ...  (つづく)