マスプロ電工は、市場で好評なデジタルレベルチェッカー、光パワーメーター（参考出品）、遠隔からテレビ受信状態を監視する「TV信号モニタリングシステム」（参考出品）など、テレビ信号レベルの測定システムを紹介する。

　災害時に緊急情報を伝える「ケーブルラジオシステム」もアピール。システムに合わせて必要な機能を選択することができる「光受信機（V-ONU）」や、メンテナンス性に優れた「共同受信用ブースター」なども出展する。

　デジタルレベルチェッカーは、ポータブル測定器で業界初の新4K衛星放送を映像と音声で確認できる「LCV4A」、ハンディータイプで新4K8K衛星放送の受信レベル、簡易C／N、BERの測定ができる「LCT5」を展示する。

　FTTH映像伝送の光変調度・信号品質が測定できる光パワーメーター「VOPSL」も出品する。光レベル測定は、光パワーメーター単体でも可能で、同社デジタルレベルチェッカ-と組み合わせることにより、光変調度・信号品質の測定が行える。

　これまでは、テレビ映像が見られなくなった受信障害事案では、視聴者から連絡を受けてから調査をして復旧工事を行うため、障害発生から復旧までに長時間を要することがあった。

　今回出品するTV信号モニタリングシステムは、しきい値を設定することで、レベル低下や信号品質の劣化が生じた時にメールで通知する。そのため、受信障害事案に対して復旧に向けた素早い対応が可能となる。事前に施設の状況を把握できるので、しっかり準備を整えてから現場に向かえる。

　7月上旬に発売したBL型共同受信用CS・BSブースタ-「SH-1MS」には、出力測定端子だけでなく、入力測定端子も搭載している。

　これにより、共同受信設備の調査や点検時に、施設に送るテレビ信号を停波しなくても入出力レベルを測定できるようになった。