2022.08.16 エレ商社、好決算相次ぐ半導体需要増やセキュリティーなど追い風

 上場企業の第1四半期決算がほぼ出そろう中、半導体、電子部品などを柱にするエレクトロニクス商社も、多くの企業で増収増益となった。コロナ禍で停滞していた経済活動の活性化や、製造業の設備投資拡大に伴い、車載や産業機器などで半導体・電子部品の需要増などが追い風になった。多くの項目で過去最高を計上する商社も相次いだ。メタバースや、関心の高まる情報セキュリティー対策関連なども期待されている。

 リスクやマイナスの要因もある。サプライチェーン混乱や、原油や製品の値上がり、中国ロックダウン、為替の変動などだ。

 ただ、「基本的な成長トレンドは変わらない」とみる向きが大勢。DXや脱炭素化、半導体・半導体製造装置関連の投資、FA、5G、AIといった動きが市場を後押ししそうだ。

 (17日の電波新聞/電波新聞デジタルで、まとめと共に詳報予定です)