2022.09.08 ダイニチ工業が空気清浄機に再参入 15年ぶり「ハイブリッド式」で
フィルター式と電気集じん式を合わせた「ハイブリッド式」の空気清浄機「CL-HB922」
ダイニチ工業が、15年ぶりに空気清浄機市場に再参入する。フィルター式と電気集じん式を合わせた「ハイブリッド式」の空気清浄機「CL-HB922」を10月1日に発売する。東京都内で8日に開催した発表会で、吉井唯社長は「再参入を目指して10年前から企画・開発を行った。やっと自信を持ってお勧めできる製品が出来上がった」と力を込めた。
同社は1994年に電気集じん式製品を開発して空清市場に参入したが、2007年に撤退していた。再参入に当たり、後発メーカーだからこそ、国内で主力の加湿空気清浄機ではなく、単機能の空気清浄機を選択。高い集じん能力に加えて、大風量でコンパクト、カンタンお手入れ、静かな運転音を実現したHB922を製品化した。
不織布で汚れを絡めとるフィルター式と、帯電させた金属板に汚れを吸着する電気集じん式を組み合わせたハイブリッド式にしたことで、それぞれの集じん部品を小さくしても空気清浄能力を維持できるため、大風量とコンパクトの両立に成功した。
市場想定価格は税込み10万円程度。年間1万台の販売を目指す。
(9日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)