2022.09.14 【関東甲信越特集】三菱電機 主力の冷蔵庫、買い替え促進

 三菱電機住環境システムズ東京支社は、エアコンや冷蔵庫の販売が好調で、8月単月で売り上げは2桁成長を遂げている。4~8月の累計でも前年を大きく上回り、秋商戦に弾みをつけている。

 エアコンは昨年、商品が十分に供給しきれなかったこともあり、そことの対比で大きく伸びた形だ。また、冷蔵庫は前年を上回る販売が続いており、8月も2割以上伸長している。秋以降も「家電の主力商品として販売に最も注力していく」(同社)と意気込む。

 大型家電の冷蔵庫は、地域店にとって配送、設置に手間のかかる商品でもある。そこで同社は7月から冷蔵庫の配送、設置とリサイクル品の収集運搬を行うサービスを開始。繁忙期などに冷蔵庫の配送、設置を委託することで、地域店が営業により専念できる体制を整えた。

 また、6~7月には個展や顧客訪問時に利用できるチラシ、記念品などの同社独自の販促ツールをパッケージ化した販促物を展開。利用した82店は前年から売り上げが2割以上伸びるなどの成果につながった。今後は11~12月の年末にかけて同じパッケージを展開し、100店の利用を目指していく。

 同時に秋以降、強みを持つ換気扇や浴室換気乾燥機、エコキュートなどの住設機器を家電の販売にプラスする提案を加速。主力の冷蔵庫は、高まる省エネ・節電意識に応えて旧機種と新商品の消費電力比較などを通し、顧客に買い替えを促進していく考えだ。