2022.09.22 【電波時評】労働移動の促進から生産性向上へ
厚生労働省が先ごろ発表した白書「2022年版労働経済の分析」に、「労働者の主体的なキャリア形成への支援を通じた労働移動の促進に向けた課題」という副題が付いた。
国の経済成長や賃上げなど、主要課題の実現には生産性向上が不可欠であり、転職や中途採用など労働移動(労働者個人の移動)を通じた外部人材の登用は、組織の活性化など生産性の向上に資するというもの。労働者一人一人の持つ能力を最大限発揮することが求められ、主体的なキャリア形成へ... (つづく)