2022.09.28 【関西エレクトロニクス産業特集】若者が語る製造企業入社の決め手 盛光SCM 製品管理/コーポレート・コミュニケーション 白木ありすさん(24歳、2021年入社)

白木さん

入社のきっかけは「こーばへ~」、参加若年層にもっと来場してほしい

 私が入社したきっかけは、近畿大学文芸学部文化デザイン学科に在学中の2019年、ゼミの一環で「こーばへ行こう!」にスタッフとして参加した経験です。

 それまでの私の製造業に対するイメージは「薄暗い工場の奥で何かを作っている」というもの。でも、初めて町工場の皆さんとお話しし、その先入観が覆されました。

 フランクでありながら学生だった私に対しても対等に接してくれ、モノづくりへの思いの強さ、深さを感じました。

 その後、(盛光SCMの)草場寛子社長に声をかけられ、当社で1年間、アルバイトを続けました。大学で学んでいたブランディングの知識を生かし、SNSなどを通じて事業をアピールする広報の仕事です。

 そして、この仕事をさらに発展させたいという思いで当社への就職を決めました。2年目の今年からは広報に加え、製品管理業務にも携わっています。製造業の厳しい一面を知らなければ、人に伝えることはできないと考えたからです。

 「こーばへ~」には、市内の大学生など若年層にももっと来場してほしいと願っています。地域の産業を知ることは、自分の世界を広げ、人の器を広げることにもつながるのではないでしょうか。

 今後も、モノづくり産業の素晴らしい技術を世の中に広める役割を担いたいと思っています。

 町工場の渋いおじさんが語るのもすてきですが、私のような立場の若者が語ることで、誰かの心を動かせるかもしれません。