2022.10.05 京セラがミリ波利用の非接触センシングシステム開発 健康や子どもの車内放置防止にも
バイタルデータのセンシングのイメージ
京セラは5日、ミリ波を使って心拍や呼吸などの微細振動を、非接触で高精度に検知するセンシングシステムを開発した、と発表した。日々のヘルスケアや見守りシステムが実現できるほか、生産現場などの異常検知にも活用できる。
京セラはかねて、ミリ波の技術に取り組んでおり、その知見を生かして技術を開発した。低ノイズのミリ波センサーで、マイクロメートル単位の微細な振動を非接触で高精度に検知・抽出できる。
さらに、最近問題になっている車内への子どもの置き去り防止などにも、活用できる可能性があるという。京セラは「健康管理や、労働現場での省人化といった社会課題の解決に貢献する」としている。
開発した技術は、幕張メッセで今月開催の国際展示会「CEATEC 2022」でも披露する。
(6日付の電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)