2022.10.27 【次世代自動車用部品特集】日本ケミコン 次世代モビリティー向け製品提案
HXFシリーズ
日本ケミコンは、次世代モビリティー市場に向けて車載用製品の開発を加速し、カーボンニュートラルの実現に貢献する新製品を提案している。
チップ形導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサーでは、製品サイズの拡充を推進。EPSや電動ブレーキに最適な高容量品の「HXJシリーズ」およびDC-DCコンバーターやインバーターに最適な高リプル電流対応品の「HXFシリーズ」の両シリーズに、φ10×12.5Lミリメートルとφ10×16.5Lミリメートルの2サイズを新たに追加した。
従来品比でHXJシリーズでは1.4倍の高容量化、HXFシリーズでは1.7倍の高リプル電流化を達成している。ユニットの小型軽量化に貢献する。
車載充電器に向けては、リード形アルミ電解コンデンサー「KXQシリーズ」を提案する。同一定格電圧および静電容量で従来比約20%の小型化と軽量化を実現する。搭載数の削減により、車載充電器の軽量化に貢献する。
電気二重層キャパシターDLCAPには、リード形の新製品「DKHシリーズ」を加えた。
同シリーズは定格電圧3.0Vの高耐圧品で、65度2000時間の耐久性を、シアン化ガスを発生させない安全性の高い電解液で実現している。さらに、使用温度を50度とした場合、定格電圧3.2Vで2000時間の耐久性保証を業界で初めて実現した。
電動ドアロック、シフトバイワイヤ、EPS、ドライブレコーダーなどの車載機器の緊急時のバックアップ電源用途に推奨、機器の小型軽量化に貢献する。
このほか、リアビューカメラに最適なCMOSカメラモジュール「NCM12-FE」を商品化。車載用120万画素CMOSイメージセンサーと画像処理エンジンを搭載したIP67防水防じん筐体(きょうたい)付きのカメラモジュール。
AEC-Q100 Grade2に準拠している。