2022.10.27 【次世代自動車用部品特集】ホシデン 車載用同軸コネクター、EMC性能強化品を開発
車載用EMC性能強化同軸コネクタ-
ホシデンは、次世代自動車用にコネクターやタッチパネルなどを提供している。
コネクタ-は、車載用EMC性能強化同軸コネクターを開発した。セットメーカーのECUなどの金属筐体(きょうたい)GNDと電気的に接続できる接点ばねを設けることにより、同社従来品と比べて大幅にEMC性能を向上させた。
また、次世代Ser/Des(Serializer/Deserializer)や次世代通信規格の周波数帯を網羅するDC~10ギガヘルツの広帯域を確保し、幅広い用途で使用可能。6種類のキーバリエーションの設定が可能で、自動運転・先進安全システム用統合ECUなど、多数個使いにも対応した。
タッチパネルは、画面上に入力デバイスを搭載できる「デバイス・キャプチャー・キャパシティブ・タッチパネル」を開発した。
ダイヤルスイッチの中央部をくり抜き、背面にディスプレーを表示できるダイヤルインディスプレースイッチが実現でき、独自に開発したフォース・センシング機能により、押し込み操作を付加することもできる。
入力デバイスは、最大二つまで搭載でき、4チャンネルのGPIOを搭載することでホストコントローラーを介することなく、タッチ、ダイヤル、押し込みなど各種操作に連動した操作フィードバック(音や振動など)制御が可能。車内ヒータースイッチなど車載機器用に加え、券売機や産業機器など入力デバイスとしての利用も見込む。
スマートフォンの普及に伴い自動車内にUSB充電ポートの標準搭載が進む中、USB Type-Cコネクターを採用した「車載用USBチャージャ」を開発した。USB間口の照光機能付きで、1ポート、2ポートタイプ、15W、27W出力などをそろえている。給電規格「USB Power Delivery」に対応した製品もラインアップした。