1月2日から初売り、混雑回避へレジ周辺へ工夫

　丸英でんき（青森県つがる市、飛嶋響社長）は、現在まで計画通りの売り上げで推移している。テレビ、レコーダー、オーブンレンジなどが好調なほか、積雪に備えてのカーポートなどの動きが目立っている。また、年末に向けてはインターネット接続を前面に出したテレビや、大型家電の省エネ性を訴えながら販売に当たる。

　同店では、大型テレビの買い替え、BDレコーダー、冷蔵庫、オーブンレンジなどの動きが前年を上回る売り上げをキープしている。エアコンも少し落ち着いた時もあるが、ここにきて暖房エアコンの動きも目立ってきている。そのほか、高級アンプやピュアオーディオなどの動きも目立ってきている。

　今明文取締役営業部長は「県内にオーディオ関連商品を置いている店が少ない。コロナ禍の影響で家にいる時間が長くなっているため、動きが見られているのではないか」と話す。

　また、冬の積雪を前にしたカーポートの設置も目立ってきている。積雪1メートルにも耐えられる柱の太いタイプが人気で依頼が増えている。そのほかエコキュートの交換、温水が家の中を循環して温める温水ボイラーの交換も数件あった。「家電品のほか、リフォーム関連商材などの案件もあり、計画を達成できている」と、今取締役営業部長。

　10月には、メーカーとタイアップした創業祭を開催した。来場は前年以上で、売り上げも前年並みをキープした。今月には、メーカーとタイアップしたイベントを開催する。コロナ禍の中でイベントの来場記念品を控えていたが、今月のイベントから来場記念品の配布を再開することに決めた。

　年内の営業は31日まで行い、来年1月2日から初売りを行う。日替わり商品や縁起特価商品などを網羅したチラシを新聞折り込みをする。店内では混雑を避けるため、特にレジ周辺などに工夫を凝らして臨むことにしている。

　今取締役営業部長は「年末に向けては、テレビのインターネット接続を前面に出して販売に当たる。また、値上がりが続く電気料金についての相談なども増えており、節電の意識は高いと思う。省エネ性の高い商品の説明もきちんと行いながら販売に努めたい」と話す。