2022.12.07 【高機能素材Week特集】JX金属グループ 各種最先端素材を紹介 サステナブルカッパー・ビジョンも

高屈曲銅箔を使用した3Dシールド

 JX金属グループは、最先端の高機能素材の幅広いラインアップと高い技術力を紹介するとともに、持続可能な銅の生産・供給に向け、8月に発表した指針「サステナブルカッパー・ビジョン」などを展示し、持続可能な経済・社会の発展に貢献する取り組みの浸透を図る。

 メタルジャパン(高機能金属展)では、3Dプリンター用金属粉やオートフォーカスモジュール用超高強度チタン銅箔(はく)、電磁波シールド材料のほか、Liイオン電池用高機能圧延銅箔やニオブ系化合物といった電池関連素材、高速通信に利用される化合物半導体基板などを出展。併せて長年の技術開発や製品展開によって培ってきた、同社の競争力の源泉である高純度化や精密圧延・精密加工といったコア技術を紹介し、顧客の課題解決を狙う。

 さらに、グループ企業や出資企業も共同出展し、同社グループの幅広い製品群、技術力を披露する。9日午前10時からのメタルジャパン専門セミナーでは、幅広い用途に使用される銅箔などについての解説も行う。

 サステナブル マテリアル展(SUSMA)へは初出展。これまで接点の少なかった業界の関係者にも、ESGを切り口に、非鉄金属や同社の取り組みについて浸透を図る。

 カーボンニュートラルへ、電気自動車や再生可能エネルギーなどの普及が進む中、それらに利用される銅をはじめとした非鉄金属材料はますます欠かせなくなっている。ブースではサステナブルカッパー・ビジョンの紹介をはじめグループが推進するさまざまなESGの取り組みを紹介。

 両展のブースとも近くにあり、会場ではブース間の連携を含め訴求する。また、オンラインの特設サイトも設けている。