パナソニックは、フラッグシップモデルの新製品「エオリア」LXシリーズ10機種（2.2kW～9.0kW）を主軸に、省エネ・快適空調の実現を提案する。

　給気換気に加え、「排気換気」を新たに搭載し、冷暖房しながら「ナノイーX（48兆）」（＝OHラジカル量48兆個／秒）と合わせ、新鮮な空気環境の提供で、高まる空気質ニーズに応える。LXシリーズは、室外ユニットの給気ファン下部に新しく設けた二つの「給排気切替弁」を動作させ、給気と排気換気を実現した。

　リモコンのボタン一つで切り替えることができる。三つの弁を開閉して空路を切り替える開閉弁方式により、空気漏れを最小化することで、高い換気量を実現した。

　外気と室内の空気を入れ替える換気により、有害物質を取り除ける半面、外気に含まれる花粉やPM2.5を屋内に入れてしまうため、換気しながら、ナノイーX（48兆）を併用する「排気プラス」により、内部クリーンや臭いケアを行い、有害物質も抑制できる。

　また、銀イオンと有機性抗ウイルス剤を組み合わせたエアフィルター（SIAA認証取得）で、捕集したほこりに潜む菌の増殖を抑制し、特定ウイルスの数も減少させる。

　快適を素早くつくり継続させるエネチャージ「極上冷暖房」も進化し、「すぐでる暖房」では時間帯問わず、素早く足元から暖めて霜取り中も暖房が停止しない。「AIチャージ」機能により、生活パターンに応じた学習でより快適になる。

　構造変更による熱効率向上とヒーターの仕様変更により、加湿量も増えた。湿度50％への到達時間が、従来機で60分のところ新機種は48分に短縮した。

　「エオリアアプリ」も直感操作でリモコンに近い感覚で使い勝手が向上。例えば片手でスマートフォンを操作する人が多いことから、操作部を画面の下部にまとめるなど工夫している。