2022.12.23 超音波AIが冷凍マグロの鮮度評価、富士通と東海大が世界初の技術開発

超音波AIが冷凍マグロの鮮度不良度スコアの値を算出すると、モニターの波形が赤く変化して異常を知らせる

 富士通と東海大学の共同研究グループは21日、冷凍マグロの鮮度を超音波AI(人工知能)を活用して冷凍状態のまま非破壊で評価する技術を開発したと発表した。マグロの身を切る必要がなく、冷凍マグロの価値を維持しながら鮮度を評価できる世界初の技術で、今後実証を重ね2~3年後の市場投入を目指す。

 天然マグロの大部分は漁獲時に船上で急速冷凍され消費者に届くが、漁獲時の状況や流通過程での管理によって品質は大きく左右される。冷凍マグロの品質の...  (つづく)