2023.01.07 農機大手から半導体まで 米CESの講演でテックのトレンドの一端

 CESでは毎回、キーノート(基調講演)などの内容が関心を集める。欧州の展示会などが商談などを中心にするのとやや様相を異にし、顔ぶれや内容が業界のトレンドを示す、先行きを占うためだ。

 米農機大手のジョン・ディアは、アグリ関連では初の基調講演への登壇でも注目。トラクターの自動運転を披露した。

 また、半導体大手AMDのリサ・スーCEOは、情報システムの最適な運用管理をコンピューター自身に担わせる働きをする一連の最新の高性能アダプティブ・コンピューティング製品群を紹介、今後は幅広い分野への応用に貢献したいと語った。

 やはり、自動車の代表格、BMWのオリバー・ツィプセCEOは、ボディーカラーを最大32色に変化可能な中型セダンのコンセプトカー「i Visin Dee」を披露した。

 家電で存在感を示すのは韓国サムスン電子。スマートホームIoT向けのプラットフォーム「SmartThings(スマートシングス)」を中心に、さまざまなブランドのデジタル家電を接続して双方向コミュニケーションが取れる様子を公開した。

(9日以降電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)