2023.01.20 「スマートバスマット」米国で販売へ、issinが5.3億円調達

バスマット代わりに使って体重を管理できる「スマートバスマット」

 issin(イッシン、東京都文京区)が、お風呂上りにバスマットに乗る感覚で体重管理できる「スマートバスマット」の海外販売に乗り出す。同社は〝3 in 1〟プロジェクター「ポップインアラジン」を開発した程涛氏が2021年4月に立ち上げたスタートアップで、今年中にアメリカで販売を開始し、初年度1億円の売り上げを目指していく。

 イッシンは19日、東京大学エッジキャピタルパートナーズなどを引受先とした第三者割当増資を完了し、5.3億円を調達したと発表。調達した資金をヘルスケア関連の製品・サービスの開発や人材採用、海外展開の加速に当てる考えだ。

 販売するスマートバスマットは、お風呂上がりの足ふきなどに使うバスマット代わりとして日常的に利用し、日々の体重を管理することを目指した製品。Wi-Fiで常時ネットワークにつながっているため、一般的なIoT体重計と異なり、体重を測る際にスマートフォンで毎回専用アプリを立ち上げ、接続する必要がない。乗るだけでデータがクラウドに蓄積されていく仕組みで、継続しないことが課題とされる体重管理の続けやすさを提案している。昨年11月に販売を開始してから、累計販売台数は8000台を突破している。

 (23日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)