finalは、ヘッドホンのフラッグシップモデル「D8000 Pro Edition」の音質はそのままに継承しながら、マットブラック＆ゴールドの限定カラーを施して、和紙を使用した特殊生地による新開発イヤパッドを装備した限定生産モデル「D8000 Pro Limited Edition」を4月7日から発売する。

　国内限定80台の販売。価格はオープン、市場想定想価格（税込み）は59万8000円。発売に先駆け、2月24日から直営店「final STORE」、直販サイト、フジヤエービックPart3で予約受け付けを開始する。

　同製品は、繊細な高域・開放感と量感のある低域を両立したD8000を、一般的なコンシューマーより大きめの音量で聴取したいという録音のプロからの要望を受けて開発したD8000 Pro Editionと同様の音質設計。聴取音量が大きくなるにつれ、低域が聴こえやすくなるという人間の聴覚特性に配慮した音質設計を行っている。

　その結果、ダイナミックレンジの広いクラシック音楽などの聴取を得意としていたD8000に対して、同製品はダイナミックレンジの狭いポップスや、ロックなどを聴取する際にも、より解像感が高く感じられる音質になった。

　ハウジング部は、通常モデルのブラックのシボ塗装仕上げとは異なるマットブラックの塗装を、ハウジング内部のパンチングメタルパーツにはゴールドめっき加工を施している。イヤパッドは、表面素材としてドライな肌触りと耐久性を兼ね備えた和紙を使用した特殊な生地を採用した。

　ケーブルはOFCブラックケーブル4.4ミリメートル／1.5メートルと、OFCシルバーコートケーブルXLR／3メートルの2種類を同梱している。また、各種ケーブルも収納可能で、持ち運びに便利なプロテクトケース付き。さらに、製造番号を記載したステンレス製プレートを同梱している。