2023.03.27 荏原製作所が液体水素の昇圧ポンプ開発 極低温、大流量の移送に対応

荏原製作所が開発に成功した水素発電向け液体水素昇圧ポンプ

 荏原製作所は、1973年に液化天然ガス(LNG)向けポンプ(クライオポンプ)の製造を開始。以来、納入実績は累計約8000台に上る。このほど、低温の液体を扱うクライオポンプ技術を応用した液体水素ポンプを開発。水素の移送・昇圧技術で水素社会の実現に貢献したい考えだ。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業として2019年に開発着手。既存技術を生かしつつ液体水素用に転用するため、材質を再選定し、内部の構造も見直し...  (つづく)