アイリスグループのホームセンター「ユニディ」が15日、JR熊谷駅に隣接するショッピングモール「ニットーモール」（埼玉県熊谷市）2階に、6年ぶりの新店をオープンした。売り場は約1795平方メートルと小ぶりだが、開店時には約450人が並んだ。関東ではコストコ商品を買えるホームセンターはユニディだけとあって、コストココーナーにはオープン直後から来店客が殺到した。

　ユニディは、アイリスグループのアイリスプラザが展開するホームセンター。東京や神奈川などの首都圏で店舗を展開している。今回オープンした「ユニディ ニットーモール熊谷店」は埼玉で3店舗目、合計では15店舗目となる。

　新店では、アイリスグループの利点を最大化するために、アイリスオーヤマの特徴的な家電「なるほど家電」を約700種類用意。約280平方メートルの広さを確保し、洗濯機や冷蔵庫などの大型品は、従業員による配送・施工サービスで最短即日対応する。

　ペット用品コーナーにも約234平方メートルを充て、約2400種類の関連商品を展示。地域最大級というアウトドアコーナーは約231平方メートルの広さで、自社ブランド品を含めて約1500種類の品数をそろえた。取り扱いアイテムのうち、アイリス商品は全体の約1割となる。

　駄菓子コーナーを設置して子育て世代の来店を狙うなど小ぶりな店舗ながら多彩な仕掛けを凝らす。22人で運営する新店の成否は、ユニディの今後の出店戦略にも影響を与えそうだ。
（20日付の電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します）