2023.04.25 半導体新会社・ラピダスに2600億円 さらなる追加支援も 経産省

 西村康稔経産相は25日の閣議後記者会見で、次世代半導体の国産をめざす新会社、ラピダス(東京都千代田区)に対する2600億円の追加支援を決定したと発表した。前回の支援と合わせて支援額は3300億円になる。「今後も必要な支援を行っていきたい」とさらなる支援を進める考えを示した。

 「製造拠点建設のための基礎工事や、IBM、アイメック(ベルギーの国際機関)との協力が本格化する」(西村氏)とした。また、産総研や理研などが参画するLSTC(技術研究組合最先端半導体技術センター)がロードマップを示しているとし、「人材育成プログラムも公表する」とした。

 ラピダスは5兆円規模の投資が必要と見込んでおり、西村氏は「今後、何年かにわたってかなりの投資が必要になる。有識者による進捗の確認や国際的な技術動向も見つつ、必要な支援をする。ラピダスは半導体をめぐる日米欧の協力の象徴。AIや5G、ポスト5G、自動運転など様々な分野で最先端の半導体は不可欠。時間も限られている。スピード感を持ち、総力を挙げて支援する」とした。

 (26日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)