2023.04.25 KEMCOが28日に「イハナシの魔女」の家庭用ゲーム機向け配信開始

 KEMCO(ケムコ)は28日、「イハナシの魔女」(開発=フラガリア)の家庭用ゲーム機向け配信を開始する。

 同作は沖縄の離島を舞台に、行き場を失った少年が魔女を名乗る少女と2人で共同生活を送るノベルアドベンチャー。主人公を除く主要キャラは全編フルボイスとなっている。

 ストーリーはこうだ。幼い頃に両親を亡くした西銘光は、高校1年生の春、育ての親である叔母から祖父の家で暮らすよう言い渡される。

 1人でフェリーに乗って向かったのは、人口1000人にも満たない沖縄の離島「渡夜時島」。不安を胸に祖父の家を訪ねるも、祖父は海外へ移住してしまっていた。

 事情を尋ねるべく、叔母に連絡を取るが音信不通。転校先の高校にも、西銘光という生徒は在籍していないと告げられる。

 光は叔母一家に捨てられたのだ。

 途方に暮れた彼は、夜のサトウキビ畑をさまよう。そこで不思議な衣装に身を包んだ少女、リルゥに出会う。

 自活力皆無の元高校1年生の光と、日本の常識をまるで介さないリルゥ。2人は協力し合って小さな島で暮らしていく。

 しかし、リルゥには渡夜時島へとやって来た目的があり…。

 家庭用ゲーム機移植版の追加要素として、一部のPC版に実装された設定資料を収録するほか、コミックマーケット101で頒布された冊子「Append」掲載の小説をゲーム仕様の電子書籍形式で収録する。

 対応機種はPS5、PS4、Nintendo Switch、Xbox Series X|S、Xbox One。価格は2860円(税込み)。