2023.05.03 東芝ESS、量研など3者で量子メス実証機の製造開始 世界最小の次世代装置完成へ

東芝ESSの超伝導シンクロトロン加速器が使用される量子メスの最終イメージ(第5世代装置)(写真提供=量研)

 量子科学技術研究開発機構(量研、千葉市稲毛区)、東芝エネルギーシステムズ(東芝ESS、川崎市幸区)、みずほ東芝リース(MTL、東京都港区)の3者は、がん治療に使用される次世代「量子メス」実証機の賃貸借契約を結び、東芝ESSが量子メス実証機となる超伝導シンクロトロン加速器の製造を開始した。2026年度末までに世界最小の量子メスが完成する予定。

 量研によると、重粒子線がん治療装置は現在国内7施設に導入され、年間約3600人に量子...  (つづく)