ハイアールジャパンセールス(大阪市淀川区)は、7月から大容量冷凍室を備えながら幅約45センチメートルの薄型で壁に付けて置ける冷蔵庫を発売する。ドア面のデザインを好みに合わせて変えられるマグネットカバーも用意し、インテリアやレイアウトに合わせて前面を着せ替えできるようにした。キッチンにこだわらず幅広い部屋への設置を提案していく。

　新製品は、〝自由〟をキーワードにデザイン性や設置性に自由度を持たせた新しいコンセプトで開発した。製品ブランドも「freemo(フリーモ)」とし、「自由なスペースに自由なデザインでおいてほしい」(同社)という。

　本体はスリムでありながら208リットルの容量を確保。大容量の74リットルの冷凍室を備えている。ドアは独自のヒンジ機構により壁際4ミリメートルの隙間があれば90度開けられ、中のトレイも引き出せる。

　ドアは着せ替えできることも大きな特徴だ。ドアに貼りつけるマグネットカバー(市場想定価格は税込み7000円前後)を用意しており、モダンや北欧、アメリカン、ビンテージなど、10種類から選べる。

　価格はオープンで、市場想定価格は税込み7万円前後となる。

　同社は今年度、冷凍庫の容量と使い勝手を前面に出した製品展開を加速させる。「これからは冷凍基準。」を新たなキャッチコピーとして打ち出していくとしている。

　(8日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)