2023.06.19 ペロブスカイト普及へ東京都庁が一役 マクニカや京大発ベンチャーのエネコートと協定

協定の締結のもよう

 東京都と、京大発スタートアップのエネコートテクノロジーズ、マクニカは19日、屋内でのペロブスカイト太陽電池の有効性実証事業を始めると発表した。

 ペロブスカイト太陽電池を活用したIоTセンサーを設置し、室内のCO₂濃度・温湿度・照度を計測。ペロブスカイト太陽電池の発電効率、耐久性、計測精度への影響などを検証する。

 実証に関する協定締結式を同日、都庁で開き、小池百合子都知事は「都として新しい技術を後押ししたい」と期待を示した。

 エネコートの加藤社長は「デバイス開発を加速させたい。来年か再来年には実装をめざす」とし、マクニカの佐藤常務は「都市のスマート化、サステナビリティー、ウェルビーイングにはこうしたセンサー技術が不可欠。普及に取り組む」と意欲を示した。

 エネコートはロール・トゥー・ロールの生産も準備を進めている。

 (20日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)