2023.07.03 量販店でボーナス商戦スタート エアコン、冷蔵庫、大型テレビが活況

ボーナス商戦がスタートし多くの来店客でにぎわうヨドバシカメラ新宿西口本店

 国家公務員などへの夏のボーナス支給を受け、7月最初の週末の1、2日は各家電量販店で来店客が増え、エアコンや冷蔵庫など夏物商品や大型テレビの売れ行きが好調。民間へのボーナス支給が始まる今月上旬から商戦が本格化するとみられる。

 ヨドバシカメラ新宿西口本店(東京都新宿区)は電気料金値上げの影響もあり、冷蔵庫は野菜の鮮度を保てるよう野菜室が高機能な機種の需要が伸びている。エアコンは壊れてから買う来店客が多いが、節電のため、まとめ買いする傾向が高まっている。

 テレビは有機EL、65型以上の売れ行きが好調。「プレミアム感があるから」とサウンドバーも同時に購入する客も。カメラも高価格帯の機種が好調。都内で隅田川花火大会が4年ぶりに開催されることも影響していると同店は見る。6月下旬から、店入口にファミリー向けのミラーレスカメラを陳列した。

 これまでは午後7時くらいに客が引いていたが、ボーナス商戦が始まるとピークタイムが伸びるという。

 上新電機高槻店(大阪府高槻市)は6月22日にリニューアルオープンした勢いをそのままに、1、2日も来店客が途絶えなかった。

 実績は昨年並みで推移。特にエアコンは売れ続け、電気料金高騰の影響もあって多機能・節電タイプが約4割の構成比で売れている。冷蔵庫は500リットル以上、テレビは60インチの大型機種を中心に販売が好調だという。

 同店副店長は「ボーナス商戦は来週以降も続く。エアコン、テレビを中心に配置するスタッフを増やして対応する」と話している。

 (4日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します)