2023.07.11 台湾DRAM大手ナンヤ、減収で赤字 2Q決算、設備投資も下方修正

 台湾のDRAM大手ナンヤ・テクノロジー(南亜科技)が10日発表した2023年4~6月(第2四半期)決算は、需要の冷え込みなどから売上高が前年同期比61%減(前期比は9.4%増)の70億2700万台湾ドル。営業赤字は約31億8500万台湾ドル、当期赤字は7億7100万台湾ドルと、ともに赤字となった。

 市場の低迷に対応して23年の設備投資計画を下方修正する。新しいファブ向けや次のプロセス技術の量産設備などで、当初は185億台湾ドルを見込んでいたが、150億台湾ドルに減額予定。

 世界的なインフレや金利上昇、データセンター建設投資の先送り、民生部門の消費の冷え込みが、引き続き響いている。(台北支局)

 (12日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)