2023.07.26 【TECHNO-FRONTIER特集】THK IoTサービスや搬送ロボなど展示

工程最適型ロボット「PPR」

 THKは、IoTサービス「OMNIedge」、搬送ロボット「SIGNAS」、工程最適型ロボット「PPR」、工作機械向け製品「LMガイド・ボールねじ・クロスローラーリング」などを展示する。

 OMNIedgeは、製造現場で発生するロスを削減して設備総合効率(OEE)の向上に貢献するソリューションを提供する同社のIoTサービス。LMガイド、ボールねじ、アクチュエーター、回転系など生産設備の機械要素部品のセンシングデータを、独自のアルゴリズムによって解析することで、状態の見える化、予兆検知を実現する。AIの導入を進め「工具監視AIソリューション」「回転部品向けAI診断サービス」についで7月から「直動部品向けAI診断サービス」の提供を始めた。

 SIGNASはAMRルートテープを必要とせず、内蔵カメラで目印となるサインポストを認識しながら自律移動する独自の自律移動制御システムを搭載している。

 工程最適型ロボットPPRは、電子部品を構成する微細なワークを吸着し、ベースへの移載や組み立てを素早く正確に行う電子部品組み立て用ピック&プレースロボット。

 工作機械向け製品では軸径の品ぞろえを拡充した精密ボールねじ「SDA-V形」、ボール転動面が「背面合わせ」の特徴的構造(DB構造)を有するLMガイド「HDR形」などを出品する。