韓国LGエレクトロニクスは、家電製品のアクセス性を高めた、ユニバーサルアップキット（Universal UP Kit）を開発、来月にベルリンで開かれる欧州最大の家電見本市「IFA2023」にを出展する。性別や年齢、障害などに影響をされずに、生活家電を快適に使えよう支援するもの。ユニバーサルデザインや、後付け（アドオン）できる装置などを含め、家電をより便利に使ってもらえるようにする。

　同社はの開発を支援するために、聴覚障害や視覚障害、脳性まひなどのさまざまな状態にある人たちの団体に諮問。家電製品を使用する際に経験したことや課題などを共有しました。それらフィードバックを編集、分類、分析して、 キットの設計の基礎とし、プロジェクトの方向性を決めた。

　たとえば、イージー ハンドルキットは、筋力が不足したり手の動きが繊細でない身体障害者などが、洗濯機のドアを簡単に開閉できるように設計されている。弱視などの症状に対応するために作成されたカラーオプションも用意されている。

　アシスタント（支援）キットでは、 スティック掃除機をコントロール・操作しやすくするほか、、イージーハンガーキットは、衣類ハンガーに円形のグリップが付いた長いハンドルを導入し、車椅子ユーザーでもキャビネットの上部のムービングハンガーシステムに簡単に置くことができるようにする。

　省資源の素材とあわせてアピールする。（21日の電波新聞／電波新聞デジタルで詳報予定です）