2023.10.19 三菱電機が技能競技大会 若き技能者たちが技術競い合う
緊張感漂う中、大会開始の号令がかかると、一斉に旋盤機械を用いて鉄の塊の加工にとりかかった
三菱電機は18日、同社電子通信システム製作所(兵庫県尼崎市)で「三菱電機グループ技能競技大会」の一環として、「旋盤」の全社大会を開始した。全国の製作所など10拠点から、平均年齢26.0歳の若き技能者たちが集結。誤差0.02ミリメートル~0.03ミリメートルという高い精度の加工技術を競い合った。
同社グループでは、技能の伝承と技能水準の一層の向上を図り、技能を尊重する風土の醸成を目的に、1977年から技能競技大会を実施している。コロナ禍などで中止となった年もあるが、今年で44回目を迎える歴史ある施策だ。
今年は10製作所、1技術センターで予選を経た技能者約1500人が出場。9月27日から11月17日までの期間、全11職種ごとに技能を競い合う。
電子通信システム製作所では18~20日まで、旋盤競技大会を実施。計10人が出場し、5人ごとに2日間にわたって実技を行う。
予選通過後、約2カ月間にわたって訓練に励んできたという技能者たち。緊張感漂う中、大会開始の号令がかかると、一斉に旋盤機械を用いて鉄の塊の加工にとりかかった。
全社大会の表彰式は、12月25日に同社本社で開かれる予定だ。
(後日電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)