2023.10.19 3年以上かけて開発 サウンドファンが「ミライスピーカー・ステレオ」発売 テレビの声も音楽も聞きやすく
振動板と同じ曲面デザインも特徴の「ミライスピーカー・ステレオ」
テレビからの声も音楽も音量を上げずに聞こえやすく―。テレビの音を聞こえやすくする「ミライスピーカー」を手掛けるサウンドファン(東京都台東区)が20日、コア技術の「曲面サウンド」を搭載したステレオアンプ内蔵の「ミライスピーカー・ステレオ」を発売する。3年以上の歳月と80回以上の試作を繰り返し開発した製品で、1300万人とも言われる日本の難聴者の聞こえを改善するスピーカーとして税込み3万9600円で売り出す。
ミライスピーカーは、テレビから聞こえる人の言葉を聞き取りやすくする製品。曲がった振動板を搭載しており、蓄音機のように広い範囲で音が聞き取りやすくなる効果を生かしている。2020年5月に発売したモノラルタイプの「ミライスピーカー・ホーム」は、累計20万台の販売実績を持つ。
その新製品であるステレオは、内蔵したステレオアンプにより、テレビから聞こえる人の言葉だけでなく、背景の音や音楽なども聞き取りやすくしている。高域や低域の音を伸ばすチューニングなどを施しているという。振動板全体から同時に音が出るため指向性が広く、部屋のどこにいても音が聞こえる。
11月からは米国でも発売。海外への本格進出の足掛かりにする構えだ。
(20日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)