2023.11.10 NTTが大阪・関西万博のパビリオン起工式 デザインコンセプトは「感情をまとう建築」

くわを入れるNTTの島田社長

NTTパビリオンの完成イメージ図NTTパビリオンの完成イメージ図

 NTTは10日、大阪・関西万博のパビリオン建設予定地で起工式を行い、工事の無事を祈願した。

 起工式にはNTTの島田明社長、設計監理のNTTファシリティーズの松原和彦社長、施工主奥村組の奥村太加典社長のほか、来賓として日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長ら合計約50人が参列した。

 NTTのパビリオン“Natural"は次世代インフラ「IOWN」を中心に同社のもつ最先端のR&DF技術をフル活用して、グループの総力を挙げた設計となっている。

 デザインコンセプトを「感情をまとう建築」とし、軽やかに浮遊する「布」に覆われたパビリオンを強調。棟は四つに分かれた分棟式の設計で、総床面積は1350平方メートル。

 式後のあいさつで島田社長は「来場者皆さんがワクワクするような最新の技術を展示したい」と述べ、石毛事務総長は「NTTから(協会へ)出向してもらってプロフェッショナルな知見を協会に提供していただいている」と語り、「NTTが“まとう"という言葉で表すパビリオンに期待します」とあいさつ。

 また松原社長は無事故・無災害で工期通りに作業を進めていく」と誓い、奥村社長は施工者として「未来の姿を肌で感じる建設を、またみんなが満足するパビリオンを完成させたい」と述べた。

 着工は11月中旬、竣工は24年12月の予定。

(後日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)