世界最大規模のロボット専門展「2023国際ロボット展」（主催＝日本ロボット工業会、日刊工業新聞社）が29日、東京ビッグサイト（東京都江東区）で開幕した。2年に一度の開催で、今回で25回目。国内外から654社・団体（うち海外から121社）が出展し過去最大規模となっている。会期は12月2日まで。

　今回のテーマは「ロボティクスがもたらす持続可能な社会」。用途が拡大する産業用ロボットの最新システムや関連機器、普及が進むサービス用ロボットなどが多数訴求されているほか、ロボット導入に必要な製品や技術、物流業界で導入されているロボットシステムなども紹介されている。

　オープニングセレモニーで、日本ロボット工業会の山口賢治会長は「製造業だけでなく、物流などあらゆる分野で生産性向上に向けた自動化が課題だ。課題解決にロボット技術が果たす役割は非常に大きい。ユーザーの設備への意欲が喚起され、ロボットの利用分野が広がることに期待したい」とあいさつした。