2020.03.18 疾患と関わる血液中の酵素活性異常を「1分子」レベルで見分ける 東大など技術開発

 東京大学、理化学研究所、名古屋市立大学、国立がん研究センターなどの研究グループは、血液中の酵素を「1分子」レベルで区別して検出する新たな方法論を開発し、疾患と関わる酵素活性異常を超高感度に検出する病態診断法の可能性を示した。

 生体内には、数千種類を超える酵素が存在しており、これらの中には様々な疾患の発生と関連して活性異常が起こるものもある。血液中の特定の酵素活性の異常は、疾患の有無を判断する際の指標(バイオマーカー)として広...  (つづく)