生成AIを手掛ける新興のオープンAIとドイツのメディア大手アクセル・シュプリンガーは13日（現地時間）、提携を発表した。ChatGPTでアクセル・シュプリンガーの記事を基にニュースの要約を作れるとともに、回答生成にアクセル・シュプリンガーのニュースコンテンツを利用できる。海外メディアなどによればオープンAIは対価として、3年間で数千万ユーロ（数十億円）を支払うもようだ。

　生成AIの開発事業者とメディア大手のこうした連携は初の事例としている。ChatGPTでの回答生成の際は、透明性と詳細な情報提供のため、記事全文へのリンクなどもつける。

　アクセル・シュプリンガーは、ポリティコやビジネス・インサイダー、ビルト、ウェルトといった新聞や雑誌などを広く手掛けており、そのコンテンツをオープンAIが利用できることになる。

　（15日の電波新聞／電波新聞デジタルで詳報予定です）