2023.12.29 世界無線通信会議が正式決定 HAPS向け周波数帯を追加しスマホで直接通信可能に 総務省が実用化へ制度整備

10月に京都府で開催されたIGF会場で、HAPSをPRするソフトバンク

 総務省は27日、電気通信分野の国連専門機関「国際電気通信連合(ITU)」の世界無線通信会議で、700~900メガヘルツ帯と1.7ギガヘルツ帯、2.5ギガヘルツ帯の追加が決定したと発表した。高度20キロメートル前後の成層圏を飛行するHAPS(成層圏通信プラットフォーム)によるモバイル通信を導入する際に周波数帯が柔軟に選択可能となり、既存のスマートフォンで直接通信ができるようになる。

 同会議は、国際的な周波数分配を規定する「無線...  (つづく)