2024.02.06 目立った影響なく顧客対応 雪に見舞われた関東甲信の地域電器店
5日午後9時ごろの東京都品川区の積雪の様子
5日午後から関東甲信越地方で降り出した雪は、東京23区の平野部でも約7センチの積雪を記録。各地域電器店は雪の状況を見ながら、商品納入の日程変更など顧客対応に当たったが目立った影響はなく、6日は多くの店が通常営業に戻った。
JR甲府駅に近いパナソニック系のライフインナカゴミ(甲府市)は周辺に10センチの積雪があり、雪かきに追われた。天気予報を見て、大型商品の納品は日を変えるなどの対応を取った。
同店社長は「物流に遅れが出るとの連絡が来ていた。受注の締めも5日は早かった」と話し、しばらく受注商品の遅れが出るとみている。
同系のセリザワ電気(東京都板橋区)も、商品の納品日をずらして対応。同店では6日にドラム式洗濯乾燥機の納品予定があったが、配送遅れが見込まれたため、お客には納品日をずらす旨、連絡を入れた。5日は室内工事や店内での書類の整理などを中心に行った。
同系の日の出電機三軒茶屋店(東京都世田谷区)は、5日の閉店時間を1時間早め、午後5時にして社員が無事に帰宅できるよう配慮。6日は通常通りの営業に戻した。
東芝ストアーの共同電機(東京都八王子市)は通常通りの営業だったが、15センチほどの積雪があり、周囲の雪かきに追われた。
各店は、あらかじめ天気予報を見ながら地元の得意客に安全に商品を届けたり、設置工事ができるようにしたり対策をしていた。「電器屋さんは天気屋さん」との例えもあるが、「天気に合わせて動くことで、スムーズに顧客からの要望に応えられる体制を維持している」と話す。
(7日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)