2024.04.04 キヤノンが国際的なエコラベルEPEAT取得 プリンティング製品11機種
厳格な気候変動の評価基準を取得したプリンティング製品
キヤノンのプリンティング製品11機種が、電子機器の国際的なエコラベル「EPEAT」で、気候変動への取り組みに関する新評価基準「EPEAT Climate+designation」を取得した。
EPEATは電子機器製品を対象に、2006年に設立された国際的なエコラベル。気候変動や化学物質、資源循環などの評価項目において、必須基準と任意基準が設けられ、基準への適合度合いに応じて、ゴールド、シルバー、ブロンズのいずれかに登録される。
13年から複合機やプリンターなどの画像機器も評価対象に加わり、米国連邦政府における調達要件として採用されているほか、世界の多くの企業、学校、病院が製品購入に役立てている。
EPEAT Climate+designationは、23年10月から運用開始され、EPEAT登録製品の中で、気候変動への取り組みに関するより厳格な評価基準を満たした製品に付与される。
製品カーボンフットプリントの開示やエネルギー効率などの必須基準が設けられ、ユーザーが製品を選ぶ際の信頼性の高い指標として活用できる。また、同評価の取得企業は、「EPEAT Climate+Champion」となり、気候変動への取り組みに先進的なビジネスパートナーとして評価される。
今回、EPEAT Climate+designationを取得した製品は、オフィス向け複合機、インクジェットプリンター、大判インクジェットプリンターの11機種。
24年中には、プリンティング事業の幅広い製品で、同基準適合製品を拡大する予定。