キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)の2024年度第1四半期(1～3月)連結決算は、前年同期比で増収減益となった。ITソリューションが、引き続き好調に推移し、売上高で同9%増となった。第1四半期は、売上、利益とも計画以上に進捗した。

　セグメント別の売上高は、コンシューマーは、レンズ交換式デジタルカメラやインクジェットプリンターなどの減少により、減収。エンタープライズは、キヤノン製品他が堅調に推移したことに加え、ITソリューションの好調で8%の増収。エリアは、ITソリューションが順調に推移したものの、キヤノン製品他が減少したことにより、前年同期並み。プロフェッショナルは、プロダクションプリンティングおよびヘルスケアの増加により、増収。

　通期見通しは、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)などに強みを持つプリマジェットのグループ入りの影響を反映し、売上高を150億円上方修正した。