2024.06.20 旭化成、4インチ窒化アルミ単結晶基板のサンプル提供 下期から開始

過去に製造した使用可能面積90%のAlN基板(左)と今回製造に成功した同99.3%の基板

 旭化成は、米子会社Crystal IS(クリスタル・アイエス)が製造する4インチ(直径100ミリメートル)窒化アルミニウム(AlN)単結晶基板(AlN基板)の使用可能面積が99%を超えてきたことから、国内外の半導体デバイスメーカーへのサンプル基板の提供を2024年度下期から開始する。

 AlNは非常に広いバンドギャップエネルギーを持ち、炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)よりも電力損失が小さく、耐圧が高いポテンシャルを...  (つづく)