2024.09.06 eve autonomy、羽田オフィスをオープン

開所式で事業計画などを発表する星野代表取締役CEO

イブ・オートのデモ走行イブ・オートのデモ走行

 ヤマハ発動機と自動運転スタートアップのティアフォー(名古屋市中村区)が共同出資する「eve autonomy(イブ・オートノミー/静岡県磐田市)」は6日、羽田イノベーションシティ(東京都大田区)内に羽田オフィスを開設した。同社にとって初めての東京での営業拠点となり、屋外無人搬送ソリューション「eve auto(イブ・オート」)を国内外のさまざまな企業に向けて訴求する窓口として運用していく考え。

 イブ・オートは、自動運転技術を搭載したEV(電気自動車)車両を使用し、工場や物流施設の屋外での搬送を自動化するソリューション。車両に加え、アフターサービスや自動車保険などをまとめたサブスクリプションサービスとして提供をしている。車両はヤマハ発動機のゴルフカー車両技術を、自動運転技術にはティアフォーの自動運転オープンソフトウエア「Autoware」をそれぞれ活用した。

 同日に行われた開所式でイブ・オートノミーの星野亮介代表取締役CEOは「2022年に正式サービスを開始して以来、これまでに40拠点、約60台を納入した。30年までに年間200台の販売を目指す。屋外搬送の自動化ソリューションといえば、イブ・オートと言ってもらえるように事業を拡大していきたい」と意気込みを語った。

 同オフィスでは、イブ・オートの無人搬送車両の展示を行うほか、主に企業向けてオフィス前のコンコースを使ってデモンストレーション走行も行う。
(後日、電波新聞で詳報します)