2024.09.17 【ミリ波】物を書く基本

 遅ればせながら、映画化もされた直木賞作家、佐藤愛子さん著の「九十歳。何がめでたい」を読んだ。週刊誌連載をまとめたエッセー集で2017年の年間ベストセラー総合1位に輝いている。映画は主演俳優らの好演で老若男女に支持されたと聞く▼佐藤さんは1923年生まれ、既に100歳を迎えた。父は小説家の佐藤紅緑、兄は詩人のサトウハチロー。紅緑の小説「あゝ玉杯に花うけて」は中学生の時に読んだが結構好きだった。大正、昭和の義を重んじる若者の旧制高校の寮歌にちなんだ...  (つづく)