2024.10.29 【石油暖房機特集】トヨトミ 石油ストーブ ダブルクリーン 灯油を節約、CO₂排出も低減 2つの燃焼方式で暖かさと消臭実現
石油ストーブ「RC-W36N」
トヨトミは、節約志向を受けてポータブル石油ストーブの反射形ダブルクリーンモデルの販売に注力している。
40年以上ロングセラー商品であり続ける「ダブルクリーン」。二つの燃焼方式を搭載することで遠赤外線の暖かさと消臭をダブルで実現している。最大40%の火力調節能力も特徴。1シーズンで18リットルポリタンク最大約9個分(RC-W36系)の灯油を節約できる試算だ。
反射形ストーブは、反射熱で前方に向けて暖かさを届けるストーブ。背面や側面に熱が伝わりにくく奥行きがスマートなため、壁際に置いて使える。
ダブルクリーンモデルでは、上段が白光炎式、下段が赤熱式という2種類の燃焼方式を搭載。下段は800度の赤熱式で遠赤外線が発生し、じんわりとした暖かさが広がる。下段で燃え切らなかった臭いを、1200度の白光炎式で燃やし切る。
また、「ニオイセーブ消火」の機能も搭載。消火時にゆっくり火を消していくことで臭いの原因となる未燃ガスを燃やし切り、臭いの発生を抑える。
低燃料運転の工夫もさまざま。ダブルクリーンは通常タイプの2倍以上も火力を絞れるので灯油を節約し、過度な暖房を行わず、CO₂排出量も抑えられるため、温暖化防止に貢献している。
ワイドサイズの反射板が部屋を暖めると同時に、波状の反射板でむらができないように熱を乱反射させ、効率アップに貢献する。
「でるでる芯」を搭載。芯は通常、数年で劣化するが、でるでる芯を搭載した機種では、芯が劣化し、火力が弱くなったと感じたら、シャープペンシルの芯を伸ばすように、つまみを回し3段階で芯を2ミリメートルずつ上げて火力を回復できる。芯を長寿命化し、コスト低減につなげられる。
安全面も重視している。「こぼれま栓」という機能で油漏れの不安を軽減する。万が一、口金が外れてもタンク内の逆止弁が油漏れを防止する。
電子点火も可能。断線のトラブルがあったニクロム線の点火ヒーターを電子点火方式とし、スパーク点火で素早く芯に点火させる。
災害で停電した場合に役立つ防災製品として、防災安全協会の「防災製品等推奨品」に認定されている。