2026.04.30 SAPジャパン、EC Tokyo刷新 S.Factoryに新ショーケース 4社共創でIndustry 4.0加速

リニューアルオープンした「SAP Experience Center Tokyo」=東京都千代田区の大手町ビル9階

 SAPジャパンは28日、クラウドやAI(人工知能)を活用した同社の最新ソリューションを体験型で紹介する施設「SAP Experience Center Tokyo(EC Tokyo)」(東京都千代田区)をリニューアルオープンした。SAPが世界で展開するExperience Centerネットワークの中核拠点の一つとして、日本市場でのイノベーション創出と顧客共創のハブ機能を担う。

 今回のリニューアルでは、Industry 4.0の実践を体現するラボ「S.Factory」を刷新した。S.Factoryは日本に加え、ドイツ、米国に拠点を展開する。各拠点のエキスパートが国を越えて連携し、概念実証(PoC)だけでなく、その先のプロジェクトも含め、顧客のIndustry 4.0戦略の具現化を支援する。

 S.Factoryは2020年の開設以来、累計400社を超える企業が来場した。サプライチェーンをはじめ、40以上の統合業務ユースケースを通じ、アプリケーション、データ、AIの統合による業務変革を体験できる場として活用されている。

 新たに、制御機器大手のオムロンをはじめとする4社のエコシステムパートナー企業との協働により、「モジュラーマニュファクチャリング」ショーケースを設けた。組立製造業では、多品種少量生産環境で、現場の製造フローとマテリアルフローをどう連携させるかが大きな課題となっている。

 同ショーケースでは、製造フローとマテリアルフローのリアルタイム同期を実現し、人とロボティクスが協働するスマートファクトリーの姿を、実機を動かして示す。来場者は、現場レベルのオペレーションから経営レベルの意思決定までを一気通貫で体験できる。ワークショップを通じ、自社の変革ロードマップを具体化して持ち帰ることも可能だ。

  EC TokyoにはS.Factoryのほか、360度の映像と音響で構成する没入型プレゼンテーションシアター「Immersive Experience Room」、AI、データ、アプリケーションを統合したSAPのビジネスソリューションを業種・業務別に再現する「Showfloor」エリアを設けている。SAPジャパンはEC Tokyoを通じ、顧客との共創の場を提供し、日本企業の持続的成長と競争力向上に貢献する方針だ。