汎用テストハンドラー装置など出展

　東京ウエルズは、搬送技術や制御・回路・計測・画像をコア技術として、ダイオードやトランジスタ、LEDなどの個別半導体、LCRなどの受動電子部品向けの端子塗布機、測定分類機、外観検査機、テーピング機などを提供している。搬送技術は、アクチュエーターを用いた正確な動作により、微小電子部品を正確に高速搬送する。

　ネプコンジャパン2025では、事業を拡大している独自開発の画像検査エンジンを搭載する電子部品向け外観検査機「TWA-4100／4200」シリーズに加え、強化している独自の搬送技術などを応用して開発したテストハンドラー事業から、汎用（はんよう）テストハンドラー「MMTH」、部品移載整列装置「MMIH」、ピックアップ搬送機外観検査「MMVH」といったラインアップを紹介する。

　MMTHは、顧客の要望に合わせて簡単・短時間で構成を組み替えることができるテストハンドラー装置。供給やテスト、排出の各部をモジュール化し、多彩なテストモジュール（各種外観検査、各種電気測定、光学測定、温度計測など）を組み合わせ、幅広いニーズに対応する。また、自動制御により、オペレーターの手を極力介さない自動化を実現する。

　部品移載整列装置のMMIHは、電子部品や半導体素子などを整列させてパレットに移載し格納する装置だ。比較的大型の電子部品、および個別部品のトレー整列に適している。

　MMVHは、ピックアップ搬送式を採用して、機構部品などにおいても安定的な搬送を実現したハンドラー。吸着搬送することで、さまざまな形状の製品の外観検査を可能にしたほか、電子部品や半導体素子などにおいてもパレットへの移載や格納ができるなど、汎用性・拡張性の高い装置となっている。