2025.02.04 【コネクター特集】日本航空電子工業 次世代車載USB対応製品など提案
日本航空電子工業は、5Gでつながる「環境にやさしいモビリティ・IoT社会」の実現に向け、〝Technology to Inspire Innovation〟のスローガンの下、つなぐ技術で価値を創造していく。携帯機器、自動車、産機・インフラの重点市場に対し、グローバルマーケティングと積極的な新製品開発を推進する。
車載向けは、ADASやコネクテッド、EV(電気自動車)などの領域をターゲットに積極的な新製品開発に取り組む。
次世代車載USB対応製品として、USB3.2伝送に対応した基板対ケーブルコネクター「MA07シリーズ」を開発し、販売を開始している。
同シリーズは、車載USB、DisplayPort伝送に対応した基板対ケーブルコネクター。
USB3.2 Gen2やDisplayPort1.4に対応しており、ディスプレーの高解像度化やデータ伝送の高速化要求に応え、車載インフォテインメントの充実化に貢献する。
これまで市場で実績を築いてきたコネクター内部構造を踏襲することで、接触信頼性と堅ろう性を担保し、車載用コネクターに必要な耐環境性能を満たしている。USCAR2スペックで評価済みとしている。
EV充電器用コネクターは、CHAdeMOに加え、欧州CCS2対応品の拡充や、NACS対応製品の北米での採用拡大を図っていく。
携帯機器向けは、5G端末関連向けや小型ウエアラブル機器向けの基板対基板コネクターの開発、拡販に力を入れている。
同社のスマートフォン用コネクターは国内で全自動生産を行い、短期間での量産立ち上げや数量の多い中での高品質維持が評価されている。