2025.02.06 東京エレクトロン、4~12月連結は増収増益 装置販売好調

 東京エレクトロンの2025年3月期第3四半期(24年4~12月)連結決算は増収増益となった。生成AI(人工知能)向けメモリー、アドバンストパッケージ向けの設備投資が伸長。中国の成熟世代向けの設備投資も継続し、装置販売が好調に推移した。

 10~12月の地域別の売上高構成比は中国が42.7%で最大。台湾18.3%、韓国17.5%と続く。日本は6.9%だった。また、SPE(半導体製造装置)新規装置のアプリケーション別の売り上げ構成比は非メモリーが57%、DRAMが35%、不揮発性メモリーが8%となった。

 半導体市場の需要急増に対応するため、製造子会社である東京エレクトロン宮城の本社工場(宮城県大和町)に生産新棟を建設する。夏に着工し、27年夏の竣工(しゅんこう)を予定する。