2025.02.06 ニチコン、4~12月連結はNECST事業増収
ニチコンの2025年3月期第3四半期(24年4~12月)連結決算は減収減益。コンデンサ事業は減収減益となったものの、NECST事業は増収増益。同事業の家庭用蓄電システムの売り上げは過去最高実績となった。
コンデンサ事業は車載関連機器向けアルミ電解コンデンサーで、ADASや電動化ユニット向けに導電性高分子アルミ固体電解コンデンサーや導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサーの需要が拡大。情報通信機器向けは生成AIサーバーなどデータセンター用途の導電性高分子アルミ固体電解コンデンサーが好調。
NECST事業は、家庭用蓄電システムが再エネ活用やVPPなどの事業化に向けた需要の増加、新製品の投入効果で拡大した。森克彦社長は「家庭用蓄電システムは4~12月、10~12月で見ても売り上げは過去最高」という。
通期連結業績予想は前回発表した数値を据え置いた。