2025.02.13 【ルームエアコン特集】富士通ゼネラル 「ノクリア」25年モデル 部屋に合わせて快適制御
「ノクリア」Xシリーズ
富士通ゼネラルは、主力ルームエアコン「ノクリア」の2025年モデルで、年間を通じて部屋の状況に合わせて快適な温度湿度制御をするとともに清潔性が特長の上位のXとZシリーズを訴求していく。独自のフラップ構造を生かし、冬場は足元を温かく、夏場は部屋の隅々まで快適な温度環境をつくる。
フラッグシップのXシリーズは、温度と速さの違う2種類の気流を制御する「ハイブリッド気流」が特長で、常に部屋中が心地よい温度に保たれる。部屋の形が縦長や横長、二間続きなどであっても快適な環境が実現できるようになる。
XとZの両シリーズともダブルウイングフラップにより、冷房時は気流を持ち上げて運び広い部屋でも素早く隅々まで快適な温度環境にできる。逆に暖房時は気流の上昇を防ぐため、足元から温められる。冷房運転中は、設定温度に到達する前に「冷房」から「再熱除湿」制御に自動で切り替える機能「さらさら冷房」で、設定温度を保ちながら蒸し暑さを抑え、さらさらで心地よい空間をつくる。
清潔性能も前面に出していく。両シリーズとも、冷房や除湿中に発生する水分で汚れを浮かせ洗い流し、残った水を加熱して除菌する業界初の「熱交換器加熱除菌」機能を搭載した。AI(人工知能)が部屋にいる時間、いない時間といった普段の生活パターンを学習し不在時に自動でカビ菌や細菌を除菌する。
熱交換器やファン、送風路は防カビ構造を採用するとともに、部屋の温度湿度を監視し、カビが生えやすい条件になったら、1日1回自動でカビ抑制運転もする。フィルターのほこりを自動で除去する「フィルター自動おそうじ」により省エネ性の悪化を防げる。
AIとIoT機能も進化した。データ学習するクラウド側と状況を把握する機器側の両方でAIを活用するダブルAIにより室内外の状況に合わせて最適な環境に制御するほか、「ノクリアアプリ」で外出先からでも操作できる。