2025.05.19 ソフトバンクと三井住友カード、キャッシュレス・AIで提携 デジタル経済圏構築へ
手を組むPayPayの中山社長、ソフトバンクの宮川社長、SMBCグループの中島社長、三井住友カードの大西社長(左から)=15日、東京都千代田区
ヘルスケアポータルの提供も開始
ソフトバンクと三井住友カードは15日、キャッシュレス決済やAI(人工知能)、ヘルスケア分野で包括的な業務提携を結ぶと発表した。ソフトバンク子会社のPayPayも中核的な役割を担い、三井住友フィナンシャルグループ(SMBC)全体での連携も視野に入れる。都内で行われた記者会見には関係4社のトップが登壇し、今回の提携の狙いや今後の展望を語った。
ソフトバンクの宮川潤一社長は「当社グループは約300社におよぶ企業で構成される経済圏を持ち、オンラインで幅広いサービスを展開している。これを三井住友カードの『Olive』などの金融サービスと融合させることで、相互補完的なデジタルサービスの提供を目指す」と説明した。
特に注目されるのは、PayPayと三井住友カードの決済基盤の連携だ。宮川社長は「国内トップクラスのキャッシュレス企業同士が協力することで、利用者にとって一層利便性の高いサービスが実現できる」と力を込めた。
AI分野では「三井住友カードのコンタクトセンターに音声生成AIを導入し、24... (つづく)