2025.05.19 156量子ビットの最新プロセッサー、IBMと東大が今年後半に稼働へ

握手を交わす東大の藤井輝夫総長(左)と日本IBMの山口明夫社長=16日、東京都文京区

 日本IBMと東京大学は16日、量子コンピューター「IBM Quantum System One」に、世界最高水準の156量子ビットを誇る最新プロセッサー「IBM Heron」を導入すると発表した。両者協業による2度目の大型アップデートで、今年後半に稼働を始める予定。

 量子コンピューターの開発を巡っては、富士通と理化学研究所が先月22日、世界最大級となる256量子ビットの超伝導量子コンピューターを開発したばかりで、国内外の産業...  (つづく)